沖縄タイムス 20071205 夕刊 一部抜粋
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200712051700_01.html
2007年12月5日(水) 夕刊 1面
泡瀬埋め立て第2区域は推進困難/沖縄市長
【沖縄】中城湾港泡瀬沖合を埋め立てる「東部海浜開発事業」について、東門美津子沖縄市長は五日午後、臨時庁議を開き、「第一区域の工事は現行通り進める。土地利用計画は見直す。第二区域については推進は困難。具体的計画の見直しが必要」との方針を市幹部に伝えた。同日中に市議会議員に説明した後、記者会見を開いて正式発表する。
市はこれまでに、「第一区域(約九十六ヘクタール)は工事が進んでおり、中止は難しい」などと判断。宿泊六施設が予定されている土地利用計画についても、バブル期の一九九二年調査を基に推計されたことから今後、時代に合った見直しを検討するとしていた。二〇一三年ごろ着工予定の第二区域については、一部が米軍泡瀬通信施設の保安水域にかかり、絶滅危惧種の生息地が含まれることから、人工島の変更や中止も含めて県や国と調整が残るとして、最終結論は市幹部や市議会の与党議員にも伝えていなかった。東門市長は、市議会十二月定例会が始まる六日までに、全市議三十人に説明する考えを示していた。
東門市長は、推進と中止で市民の意見が割れる同事業について「市民にすべての情報を公開し、市民の声を聞いて判断する」と公約に掲げ、〇六年四月市長選で推進派候補を破って当選した。
就任後は、公募で選んだ市民と学識経験者で組織する東部海浜開発事業検討会議を設置。今年七月には同会議から埋め立て後の企業立地の見込みや環境問題などを精査した報告書を受け取り、「判断材料にして年内に結論を出す」としていた。
琉球新報 20071205 夕刊
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-29508-storytopic-3.html
沖縄市、1区容認決定 泡瀬埋め立て
【沖縄】沖縄市東部海浜開発(中城湾港泡瀬沖合埋め立て)事業について、沖縄市は5日午後、臨時庁議を開き、第1区域の埋め立てを容認した上で、土地利用計画の見直しを国などに求めるとの方針を正式に決定した。東門美津子市長が同日午後に市議会与党連絡会議を開き、野党にも説明した後で記者会見する。事業規模の変更(第2区域の中止や縮小)を事業主の国、県に求めることを念頭に、土地利用計画を見直すことも表明するとみられる。
当初は11月30日に発表する予定だったが、東門市長が風邪をひいたため決定が遅れていた。
市は第1区域について外周に相当する護岸が2007年度に完成するなど事業が進行しており、市単独の判断で中止を求めることは困難として、容認する方針を決めている。一方で1995年に市が決定した土地利用計画については、東部海浜開発事業検討会議から収益性などに疑問が示されており、市民参画による見直しを進める。その結果によっては第2区域の中止や縮小を国、県に求めていく方針。
第2区域は米軍泡瀬通信施設保安水域と一部重なるため土地利用の制約が大きいほか、干潟の大部分とも重なり、貴重種の海藻クビレミドロの生息域でもあることから、市は環境への影響を懸念している。
市は6日に開会する市議会12月定例会が混乱するのを避けるため、定例会前に発表する方針を固めていた。東門市長の体調が回復するのを見極め、調整を進めていた。
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